安全・安心研究センター 広瀬弘忠のブログ

※この対談は2009年5月に行われたものです 【インタビューアー】「プラシーボ」と「プラシーボ効果」は厳密に分けて使ったほうがいいでしょうか。 【広瀬】 分けたほうがいいと思います。 プラシーボは、ラテン語の「プラツェーボ」が語源で、「人を…

※この対談は2009年5月に行われたものです 【インタビューアー】 広瀬先生は、2001年に『心の潜在力 プラシーボ効果』(朝日選書)を上梓されました。 先生は災害心理学がご専門ですが、プラシーボと何か関係があるのでしょうか。 【広瀬】 心…

災害の衝撃期の直後、生き延びた人々の間に喜びを分かち合ったり、自分よりもっと過酷な体験をした人達に手をさしのべる愛他行動が生まれる。 災害直後のこの時期を、災害後のユートピアと言うが、この種のサバイバル感情は長続きしない。 次第に、心身の不…

一方、上の図は「最も信頼できない情報源」を示している。 政府・省庁は、震災前も信頼できない情報源のトップに位置していたが、震災後は59.2%と、圧倒的に多くの人々が政府や省庁からの情報を最も信頼できないとしている。 これは理由のないことでは…

不確かさを伝える技術 不確かな状況下で確からしさを見せようとすると失敗する。 社会全体にパニックが起こることを懸念して安全を装うと、次々と現われてくる事実によって、政府や省庁、科学者の言動が信用を失う破目になる。 そこで、もしマスメディアが…

ハザードシミュレーションの効用と限界 地震や津波、新型インフルエンザなど、個別のハザードシミュレーションは、防災予知ツールとして極めて有望である。 だが社会的ニーズが高い一方で、その研究はいまだ確立しているとは言い難い。 現状は、システム構…