※この対談は2009年5月に行われたものです 【インタビューアー】「プラシーボ」と「プラシーボ効果」は厳密に分けて使ったほうがいいでしょうか。 【広瀬】 分けたほうがいいと思います。 プラシーボは、ラテン語の「プラツェーボ」が語源で、「人を…
※この対談は2009年5月に行われたものです 【インタビューアー】 広瀬先生は、2001年に『心の潜在力 プラシーボ効果』(朝日選書)を上梓されました。 先生は災害心理学がご専門ですが、プラシーボと何か関係があるのでしょうか。 【広瀬】 心…
東日本大震災が発生した3月11日から7ヶ月が過ぎた。 (この文章は2011年10月に書いたものです) 被災した人々の多くは、いまだ立ち直るきっかけをつかめずにいる。 災害の衝撃があまりにも大きかったことに加え、生活の見通しが立たない人も多い…
災害の衝撃期の直後、生き延びた人々の間に喜びを分かち合ったり、自分よりもっと過酷な体験をした人達に手をさしのべる愛他行動が生まれる。 災害直後のこの時期を、災害後のユートピアと言うが、この種のサバイバル感情は長続きしない。 次第に、心身の不…
3.11からほぼ1ヶ月後の4月、福島第一原子力発電所の避難指示区域と、宮城、岩手の地震、津波の被災地を歩いた。 巨大災害が同時に、しかも複合的に発生したことを実感した。 津波の被災地は、絨毯爆撃を受けた後の戦場のようだ。 見渡す限り瓦礫が散…
2つのビルとも避難途中でのパニックはなかったといわれている。 攻撃されてから崩壊するまでの時間がより長かったWTC1の避難カーブはより緩やかであり、逃げ切れなかった人の割合も大きい。 これに対してWTC2では、このビルが攻撃される前に、すで…
イマジネーションの問題 われわれはイメージできないものには、対応できない。 巨大津波にしても原子力発電所の過酷事故に対しても同様である。 想定外というのは、それをイメージできなかったか、あるいはイメージする習慣がなかったかのいずれかである…
一方、上の図は「最も信頼できない情報源」を示している。 政府・省庁は、震災前も信頼できない情報源のトップに位置していたが、震災後は59.2%と、圧倒的に多くの人々が政府や省庁からの情報を最も信頼できないとしている。 これは理由のないことでは…
不確かさを伝える技術 不確かな状況下で確からしさを見せようとすると失敗する。 社会全体にパニックが起こることを懸念して安全を装うと、次々と現われてくる事実によって、政府や省庁、科学者の言動が信用を失う破目になる。 そこで、もしマスメディアが…











