安全・安心研究センター 広瀬弘忠のブログ

スローオンセット災害への対策 かりに巨大津波が来襲したとしても、強烈な地震を感じたあとに1時間以上の余裕があれば、その間に、大勢の人々は避難できるはずである。 今回の津波のように、津波が発生してからそれが被災地に到達するまでに、かなりの時間…

災害とはどのような現象か ややおくればせながら、災害とはどのような現象なのか、整理しておくことにしよう。 災害(ディザスター)とは、災害因(ハザード)を原因とする環境変化に対して、個人や集団、組織、社会、国家などが適応不全におちいり、その結…

原子力発電所は、電動式の猛毒物質大量貯蔵庫である。 この毒物のかたまりを守っているのは、皮肉なことに、それ自らが生み出しているのと同じ電気である。 電気が切断されると、原子力発電所は時限爆弾と化すのである。 全電源喪失のような事態を引き起こ…

だが、その後は、地震、津波、原子力事故に起因し関連する幾多の災害因が派生し、東北地方を中心に、さまざまな関連災害を水紋状に日本全国に拡散させていった。 特に、福島第1原子力発電所の事故は、そのなかの最大の事象であった。 災害の終息までに数十…

現代は複合災害の時代である。ひとつの災害がドミノ倒しのように次々と新たな災害を引き起こす。 しかも、この災害連鎖は線状に並ぶだけではなく、多くの場合、2次元の面としての広がりをもって伝播して社会の脆弱性をあぶり出していく。 そして、あとに続…