センター概要

安全・安心研究センター 概要

組織名株式会社 安全・安心研究センター
設立年2012年
代表取締役広瀬 弘忠
資本金1,000万円
所在地〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道303号
電話番号 / FAX03-3478-6411
メールアドレスanzen@anasrc.com
業務内容
  • 国、公共機関、地方自治体、企業等の防災・減災のための研究調査の受託
  • 災害心理を基礎とする講演、セミナー、研修会の実施
  • 書籍の執筆と出版、新聞・テレビ等メディアへの寄稿、出演
  • マスメディア等からの災害に関するコメント依頼への応諾
  • 安全・安心な人間関係と住環境の設計及び不動産を含むその成果と販売
  • 上記項目に付帯関連する一切の業務
研究項目
  1. ■自然災害
    ・風水害(台風、洪水)
    ・地震、津波
    ・火山噴火
  2. ■人為災害
    ・原子力災害
    ・アスベスト災害
  3. ■パンデミック
    ・HIV
    ・スペインインフルエンザ
    ・新型コロナウイルス感染症
  4. ■正常性バイアス、同調性バイアス
    ・災害時など避難行動の弊害となる心理的メカニズム
  5. ■リスクへの直面
    ・リスクに対する好奇心、忍耐力
    ・リスクテイクの果敢な行動

研究内容

自然災害

地震や火山の噴火、津波、洪水などは災害因である。地殻災害因や気象災害因の発生はそのままでは災害には直結しない。
そこに被害を受ける人々がいて、コミュニティがあり、災害因のもたらすインパクトを受け止めきれず、 適応不全の結果として被害が生じる。この時にはじめて災害が発生することになる。災害と被害はイコールである。
たとえば、震度5弱の地震でも、日ぼしレンガづくりの都市では大震災となるが、 耐震性の優れた近代都市では被害を生じないことがある。被害を軽減するには防災、減災、免災などのアプローチがある。
近年のように災害因が巨大化してくると防災や減災では対処できない。免災のあり方を考える必要がある。​

人為災害​

人為災害の災害因は人間の営為そのものである、 バラ色の夢をもたらすクリーンなエネルギー資源と喧伝されて始まった原子力発電が、実は原爆そのものであることを、スリーマイル島事故、チェルノブイリ事故、福島第一原発事故は教えてくれた。​
アスベスト災害も同様である。
奇跡の鉱物繊維として、第2次世界大戦後、建設、造船から防火用吹付け、宇宙船の耐熱材、はては薬品の増量剤までと、 3,000種類以上の用途に使われてきた。この天然の物質が悪性中皮腫、肺がんなどを引き起こすことは、 半世紀以上前からわかっていたが、各国政府は、その利便性にまどわされて使用禁止措置をとれなかった。​
これらの場合の災害防止の意思決定者は政治である。災害は政治的事象であるとも言える。地球温暖化をはじめとする公害や事故などの人為災害は、科学・技術の革新的発展とともに急速に拡大されていく危険がある。人為災害のリスクについては不断に注意を怠らずチェックをかけていく必要がある。​

パンデミック

新型コロナウイルス感染症、エイズやサーズ、ほぼ100年前のスペインインフルエンザなどのような新興感染症のパンデミック(感染症の大流行)は、広い意味での人為災害に含まれる。もともとはジャングルの奥地や地球の辺鄙な片隅でウイルス(細菌)と宿主が共存状態にあったものが、気候変動や人間による自然の乱開発と、人類の生息地域の拡大により彼らのテリトリーに踏み込むことになった。その結果、ヒトがウイルス(細菌)に感染して風土病が発生する。近年の高速で大量の人々が世界中をくまなく移動する時代をむかえるに至って、風土病は新たなパンデミックとなる。
未知なる感染症が爆発的に広がり、有効な対処法がない間は、感染者に対するスティグマづけや差別、迫害が深刻なものとなる。自分がいつ感染するかもしれないという恐怖と不安は、これを一層激化させる。
パンデミックの渦中ではさまざまなデマ情報が拡散するが、偽情報に惑わされず冷静な判断力を持つことが重要であり、正確な情報が「知的ワクチン」としてパニックに陥る危険性を抑止する。

正常性バイアス、同調性バイアス

日常生活が比較的に安全で、重大な危険に脅かされることなく生きることができる社会では、人々は危険に備える必要性をあまり感じない。
少々の異常を正常の範囲として認識することで、心的な安定を保つメカニズムを「正常性バイアス」と呼ぶ。災害時に避難を促される状況下で、逃げ遅れて被害をこうむる最大の理由である。我々がおちいりやすい認知的な罠である。
「同調性バイアス」とは、どのような行動が適切か迷ったとき、周囲の人と同じ行動をとることが安全であると認識する心的メカニズムである。
避難すべき状況では、大勢の人と一緒にいるときの方が、一人のときよりも危険回避の行動が遅れることがある。周囲の人が逃げないと逃げることが難しいのである。だが、このような時に誰かが避難を呼びかけたり、実際に避難行動をとることで、他の人々は避難を始める。
このような災害時における人間心理を理解しておくことは、自分自身の命を守ることにも繋がる。

リスクへの接近と回避

世界の歴史に名を残した者たちの多くは「リスク」愛好者である。
たとえば大航海時代を生きたフェルディナント・マゼランや、南極探検家のアーネスト・シャックルトンのように。冒険家や探検家だけではなく、さまざまな分野で未知なるものに果敢に挑む者たちは、旺盛な好奇心と野心を持ち、成功の暁に得られるかもしれない名誉や評価と引きかえに、過大なリスクを背負うことも厭わない。危険に直面したとき、後退したり回避したりせず目標に向かい、意志を貫き通す強い信念や意欲、行動力は、リスクに魅せられた者たちが持つパワーであり意志の力である。
彼らの姿は私たちを後押ししてくれるのかもしれない。現実世界では、平穏無事を願って失敗を恐れ、リスクを回避する人々が大部分を占めているのは事実だが。
リスク愛好者はなぜあえてリスクに立ち向かうのか。人間心理の面白いところだ。

アクセス方法

安全・安心研究センター
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道303号
アクセス
東京メトロ 表参道駅A2出口 徒歩2分
JR原宿駅 徒歩11分